月別アーカイブ: 2017年5月

タイツリソウ

ハート型のかわいらしい花が茎から吊り下がって咲く様子が、次々と鯛をつりあげた釣り竿に似ているからでしょうか。
「タイツリソウ」と名付けられています。
庭では、「クロッカス」や「サフラン」に続いて花を咲かせてくれる有難い宿根草です。

6月が近づくと、「バラ」や「クレマチス」が蕾をつけはじめ、徐々に主役を譲ります。そうそう、「ラベンダー」も咲きはじめましたね。

 

 

キアゲハ舞戻る

5月22日 ? ? ? ? ? ??
今年は羽化の時期が不ぞろいで、まだ飼育箱にはキアゲハの越冬さなぎが1匹ぶら下がっているのですが、すでに羽化していた3羽のキアゲハを菜の花畑に放してあげました。

5月24日 ? ? ? ? ? ? ?
今だ羽化していない、越冬さなぎのままの1匹は、朝8時に見た時には全く変化が無かったのですが、その30分後には突然羽化していて、羽をバタバタさせています。
4匹目のキアゲハの羽化です。ゆっくり時間をかけたせいなのか、個体も先に羽化したキアゲハより一回り大きく、とても元気です。
ベランダのカーテンにつけてあげると、途端に羽ばたいて「外に出たいよう、出たいよう」と言っています。
天気予報が雨なので、「天気が回復したらとね」ということで、一日待ってもらうことにしました。

5月25日 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?
不思議なことが起こりました。
朝、飼育箱の中にキアゲハが2匹仲良く並んでいるのです。なんと5匹目のキアゲハです。
かごにぶら下がっている、脱皮した殻を確かめてみても4つしかありません。
いったいどこからやってきたのでしょうか? 
下でもに落ちていたのでしょうか? ワープなんでしょうか?

昨日羽化した4匹目の元気なキアゲハは、友達ができたのでとてもうれしそう。でも、飼育箱の中で元気にバタバタしすぎて、後ろ羽の一部が欠けてきています。


もう限界ですので、前のキアゲハと同じように、菜の花畑に放してあげることにしました。
彼女にもわかったのでしょうか、移動の車の中ではとても静かにしています。
菜の花の匂いが漂う中、かごを開けると2匹は名残惜しそうに、指に絡みながらも、次々に快晴の空に舞っていきました。

不思議なことが起こりました。
菜の花の写真を撮り15分くらいたったでしょうか。
突然、菜の花畑の上空からキアゲハが猛スピードでこちらに向かってやってくるのです。カメラのシャッターを押す時間もありません。

驚いていると、カラになった飼育箱の上ぶたの上に止まって匂いを嗅いでいるようです。
「信じられない」 なんと、あの後ろの羽の欠けた4匹目のキアゲハです。
半年さなぎとして冬眠していた場所、飼育かごの匂いや色を覚えていたのでしょうか。
かごの上を歩き回り、なかなか飛びだちません。


「ありがとうございました」と、言いに戻ってきたように思えて、なぜか涙が止まりませんでした。

「江部乙の丸加高原は、おいしい蜜がいっぱいの菜の花が満開だよ。」
「さあ、今度こそお別れ」と伝えると、青空に向かって元気よく旅立って行きました。

 

美瑛放牧酪農場

十勝岳展望台より、白銀、美瑛放牧酪農場へと向かいました。
美瑛放牧酪農場は、ホルスタイン牛、ジャージー牛、ブラウンスイス牛などが仲良くを放牧されている牧場です。
電気牧柵で囲まれている広い牧場の中を、牛たちがのんびり、ゆっくりと草を食んでいます。
乳房がパンパンです。おいしい牛乳ができているのですね。

 

 

 

十勝岳連峰には雪渓が素敵な模様となって残っていました。
雪融け水が、唸りをあげて泥流堤防へと流れています。夏はそこまでやってきていますね。

 

 

 

 

旅立ち キアゲハ

昨年11月より飼育箱の中で越冬さなぎになっていた、キアゲハが次々と羽化してきました。

いよいよ旅立ちです。
私は「どこでもいいのでは」と思うのですが、「半年、さなぎで頑張ってきたのだから、広い大地に放してあげましょう」との声に従って毎年、丸加高原の菜の花畑でお別れをします。
飼育箱のふたを開けると、香りを感じ次々と出てきます。
「ありがとうございました」と手につかまり、元気よく旅立ちました。

菜の花畑

日本一の広さといわれる江部乙の菜の花畑
懐かしい香りが漂います。
この菜の花畑に囲まれ、4年間住んでいたので、当時の思い出が次々と浮かんできました。
菜の花は連作が効かないので、毎年同じ場所には栽培できません。
今年はどこで菜の花に出会えるのかな? 
パズルのような感覚で、菜の花畑の位置を探すのもとても楽しい思い出でした。

 

ところで我が家の畑にも菜の花が出現しました。
秋に種をまいた、小松菜とチンゲンサイとの交配種の新小松菜が花を咲かせたのです。
花の色より、同じアブラナ科ということがわかりました。

<新小松菜>

 

コクワガタ

ヒバの根元に、朽ちたサクランボの枝や幹を並べてすでに5年が立ちます。
4月25日、 花壇の腐葉土にと、整理していると朽ちてボロボロとなった幹の中に、動く物が2つ見えました 。
「コクワガタ」です。小さい体ながら、あごを大きく開いて威嚇します。気が強いのですね。
遊びに来る女の子の孫に見せてあげようと、昔子供たちが使っていた、昆虫飼育かごに木くずとともに入れて、玄関でしばらく飼育することにしました。
お菓子のゼリー飲料を置いて飲ませようとしましたが、直ぐに木くずの中にもぐってしまいます。大きなクワガタのように独占しないのですね。
愛想は無いのですが、動きは素早く、とうとう一匹が5月20日の今日、玄関の並べてあった靴の下へと脱出していました。
「おとうさん !」 「おとうさん !」という、家内の大声に驚いているようです。
2~3日は逃げ出していたよう、よくぞ、踏まれなかった。

「自然に戻してあげるのが一番」と、ヒバの根元の朽ちた木の中にそっと戻してあげました。

 

 

羊蹄山2017

爺湖水の駅、真狩村の湧水の里、「赤井川村、道の駅」コースで帰ります。まだ雪をかぶっている羊蹄山に向かってのドライブは、北海道の雄大さをつくづく感じます。
真っ白な雪が何年もかかって融けて伏流水となり、いたるところで湧きだしてくるのですよ。
焼酎などの空のペットボトルは必須です。汲んで、おいしい水は朝のコーヒーに使います。

五稜郭タワーより

今日の日の入りは18時32分ということで、それに合わせて五稜郭タワーに登りました。夜景の写真をねらって、じっくりカメラを向けている方もおられます。
私は函館山よりの夜景とは逆に、函館山の夜景を狙いました。
タワーの下ではライトアップも始まり、あちらこちらからジンギスカンの匂いが漂い、宴が始まりました。

翌朝、食事前に桜に会いに行くと、桜の老木が満開の花を咲かせています。
私の年齢以上の桜のようですが、古くなった幹からも、見事に花を咲かせています。

ネットでは、函館の「五稜郭公園の桜」が、旅行会社の交流サイトで行った「この春行きたい!国内春の絶景ランキング」のアンケート調査において、1位を獲得したことが報じられていました。きっと、老木となっている多くの桜の大木を1本ずつ診断し、その木に合った治療を行ってくれている樹木医の皆さんのおかげなんですね。

是非また来年、お会いしましょう。

五稜郭の桜

朝食を終え、五稜郭公園に直行しました。晴天に恵まれ、桜満開、見事です。

いつも、城内の満開の桜の木の下で心ゆくまで、心を休めます。今回はアルミのキャリングチェアを持って行きました。

桜の花をメジロがついばんでいます。
お堀の中をカルガモの家族が泳いでいます。
上空を2羽のカモメが仲良く飛んでいます。
桜の木の下で保育園児たちが先生と遊んでいます。

あっという間に3時間が過ぎてしまいました。

日常の世界より離れて、静かに桜を楽しめる、ここ五稜郭は私の心を虜にします。
また来年もやってくるからね。

 

鹿部たらこプレミアム御膳

間歇泉で有名な鹿部町の道の駅が新しくなりました。
以前は足湯を楽しんでいたのですが、新聞ではオープンした「浜のかあさん食堂」が好評と書いてありましたので、森インターで降りて鹿部道の駅に向かいました。

ちょうど11時15分、早く自宅を出てきたのでお腹もすきました。温泉蒸気での「海産物の蒸し焼き」を食している方もいたのですが、私は迷わず「鹿部たらこプレミアム御膳」を注文しました。
「鹿部たらこプレミアム御膳」は1000円で、お椀からはみ出すほどの大きさの、噴火湾無着色プリプリたらこと、子持ち宗八かれいの煮つけです。

とても満足、「まいうー」おすすめです。

松前 血脈桜

函館の途中にちょっと遠回りですが、厚沢部町経由で松前城に立ち寄りました。
光善寺の境内にある「血脈桜」と呼ばれる推定樹齢300年以上の見事な八重桜が、私たちを迎えてくれました。
松前城の周辺にはこの木が親木となり増やされた「南殿」(なでん)桜が多くあり、立派な姿に生長しています。