月別アーカイブ: 2014年8月

せつない別れ

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次々とキアゲハが羽化しています。さなぎの背中がパカッと割れて縮んでいた羽が出て来ます。その後時間をかけて体液を流して羽を伸ばすそうです。

この子に出会うまで、脱皮など簡単な思っていました。かごにぶら下がっている時からこの子の前の羽がいつまでも伸びません。やっと床に降りたのですがまして後ろの羽が小さく、さなぎの時のままです。成長不良か脱皮の失敗なのでしょう。しかし、元気にかごの中を羽を動かす仕草を繰り返しピョンピヨンと飛び回っています。

綿に砂糖水を溶かしてあげました。花壇から花を摘んでまわりに敷いてあげました。朝、出勤前に声をかけると羽をパタパタ動かします。気のせいか私達の声が聞こえているようです。

3日目の朝、声をかけると軽く1回羽を動かして動かなくなりました。
「空を思い切りとびたかったね。花の蜜をたくさんすいたかったね」と家内は花壇のオルラヤの根元にそっと埋めていました。やりきれない悲しみで胸がいっぱいになりました。

 

 

ユーホルビア

ユーホルビア

ユーホルビア、和名は初雪草といいます。がくの部分が白くなり群生するととてもきれいです。今年は写真のように芽が出たのは、5月28日です。昨年採っておいた種子をバラバラと蒔いたのですが気温が温かくなると次々に至るところから芽が出てきました。こぼれ種でも見事に群生するようです。

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キアゲハ

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キアゲハの旅立ちです。

ちょうど30日くらいまえでしょうか、裏のニンジン畑、三つ葉、そしてオルラヤの花にキアゲハの幼虫が見つかりました。農薬を使っていないのでどんどん成長していきます。中には至るところにぶら下がってさなぎになっています。

それで安心、時間がきたら羽化するのだろうと思っていたら、大半はアリや他の昆虫に食べられてしまいました。そうですよね、自然界では動かなくなったり、地面に落ちてしまうとそれは他の昆虫に襲われてしまう事なのですね。

今回は幼虫がコロコロに太った段階でクワガタを飼っていた昆虫飼育箱にいれました。勿論ニンジンや三つ葉などの葉も添えて。冬の越冬と違って3O日が経たないうちに脱皮します。家内はそんなときはすぐに外の庭にて旅立たせます。「蜜をいっぱい吸って、大空高く飛びなさい!」と

裏摩周

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大学時代の友人は実家が酪農を営んでおり清里町出身でした。彼はよく、家から近く逆から見る摩周湖の話をしていました。その後何度となく摩周湖には行きましたが、日程の都合でその裏摩周展望台までは足を伸ばせませんでした。今回、裏摩周から清里町へ抜けるコースを走りました。

友人が話してくれた時より40年の年月が経っていますので、裏摩周展望台より見える摩周湖は、大きく成長した手前の木々に遮られ僅かしか見えませんでした。 摩周湖を見るなら第三展望台がおすすめですね。でも、友人が話してくれた裏摩周にやっと出会えて懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

帯広八千代牧場

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八千代に初めて来たのは30年前位になるだろうか。その後しばらくご無沙汰していました。すっかり新しくなりましたね。今では本州からの観光客のみなさんにとっては、カウベルハウスのジューシーでとてもおいしいお肉と、北海道の大自然の雄大さを同時に味わうことができるので、人気の牧場となりました。

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「昔、おじいちゃんが農家なのでそこでは牛を飼っていたのよ」と家内が懐かしそうに牛たちを見つめている。
突然、「オー オー」と叫び声をあげながら柵の回りを走り出した。初めは何をしているのだろうと笑っていると、座っている牛の顔が家内の方を向いて首だけうごいています。やがて好奇心の強い牛がゆっくりと立ち上がって次々と家内の所にやってくるではありませんか。「大声をあげて何をしているの?」と、逆に牛たちは私たちを観察してしているのですね。

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ふりかえると反対の柵の脇に短歌を刻した石がありました。

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「海になる 大地に地球(ほし)になるわたし 吾子を乳房に寄せた時から」 長嶋美弦と、読み取れました。
初めて目にしました。素敵な短歌ですね。とても気になっています。この短歌やこの石についておわかりでしたら、教えて戴けないでしょうか。

アドマイヤジュピタ

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苫小牧市ノーザンホースパークにはいろいろな馬たちが活躍しています。母親に寄り添う子馬もいますし、馬車を引く馬もいます。競技をしている馬もいます。でも心惹かれるのは引退している馬たちです。厩舎には名前と戦跡が張られていますので、素人の私にもよくわかります。

「アドマイヤジュピタ」に声をかけたのですが振り返ってくれません。表に回ってシャッターを押しました。外をずっと見たままです。天皇賞を制したあの時を思い出しているのでしょうか。

 

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また、PARK内はこのような二人乗りの自転車で回れます。ギヤ比が軽く設定されてますので、私たちのような年寄りでも意外と高いところまで登っていきます。とても楽しいですよ。

北の馬

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ノーザンホースパークに今年も行きました。途中の牧場にはたくさんの馬が放牧されています。慣れているのか寄ってくるのです。レンタカーが止まっており、若い女の子の二人連れが馬たちに話しかけています。競馬の専門用語も使っていますので相当のファンなんですね。

アルケア フィキフォリア Yellow

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2年前苫小牧「ノーザンホースパーク」のガーデンで出会った黄色いアルケア フィキフォリアです。
そこではたくさん種子がついていましたので、翌春庭に数粒まきましたが年内に花は咲くまでにはいきませんでした。
2年次の今年は蕾がどんどんおおきくなり、背丈もすっかり車庫の高さまで伸びたのですがなかなか咲く兆候が見られません。なかば忘れかけた頃に突然に咲き始めました。黄色が青い空にとても映えます。
小さい子どもの時に「コケコッコー花」といって鼻に付けて遊んだタチアオイにとても似ています。シベリア原産で葉の切れ込みが大きくて、5本の指を広げているのが特徴です。

オルラヤ 北海道

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北海道でのオルラヤの栽培に挑戦しています。

秋に種を蒔いて雪の降る前までに、雪の寒さに耐えられるようなオルラヤの苗をそだてました。
半年後の4月、雪融けとともにちゃんと苗が顔を出しました。「これで初夏からオルラヤの花が見られるぞ」と喜んでいるうちに、強い霜がやってきてあっけなく全滅してしまいました。寒さに強いと思い込んでいた私の大失敗。当地では雪融け後、夜は敷わらをしたりして凍結より守ってやらなければならなかったようです。

こんなこともあろうかと、「桜のように種子に冬(寒さ)を体験させておくと、春はよく発芽する」のではと考え、残り半分の種を冷蔵庫にしまっておきました。たまたま初雪草や桜貝、朝顔、フウセンカズラの種子も採ってありましたので、それとともに5月20日に花壇に直かにバラバラと蒔きました。競い合うと芽がよく出ますね。オルラヤもこぼれ種のようにいろんな所から次々と30本以上も芽をだしました。でも5月20日の播種ではきっと今年中に花は咲けないのではと内心、とても不安でした。

夏の暑さにやられないように特に散水には特に気をつけました。7月下旬には背丈が20センチくらいにまで大きくなり、花芽が急に大きくなってきました。8月に入り、よく見てみるとキアゲハの幼虫が葉をおいしそうに食べています。葉の形以外に、オルラヤはニンジンと同じ仲間ということがわかりました。秋には、「秋蒔きは、雪融け時の温度対策に十分注意」、「春蒔きは直まきで連休中」、「4月のうちにポットに発芽させて苗を作る」などの今年の反省点を生かしてオルラヤにまたチャレンジします。