エゾシカが至るところで見られます。ここはカムイワッカに向かう途中、車が近づいても逃げません。6、7頭の群れで餌を食べています。立派な角を持った雄鹿も近くにいるのでしょうか?
15年ぶり、3回目のカムイワッカの滝まで来ました。最初の頃小学生だった子どもたちがお湯まみれになって転び、あまりの酸性に傷口が痛い痛いと騒いでいた頃を思い出しました。今回は雪解けの水のせいか、温度がぬるく、ぬめりもありませんでした。
斜里から3kmほど東の海岸沿いにある原生花園が以久科(いくしな)原生花園。今回、斜里で少し時間の余裕ができたので突然寄ってみました。海岸沿いの原生花園には遊歩道があり、初夏のハマナスやエゾスカシユリなどを観察することができます。写真を趣味にしておられる本州ナンバーのご夫婦や、自然観察会のようなグループの方がゆっくり味わっていました。その背後には斜里の砂浜があり海側より観察もでき、遠く知床連山も眺めることができました。地元の人の話では、「昔は鉄道線路沿いに遠くまで見事に咲いていたんだけれど、虫にやられていまは一部になっている」「昔は、蒸気機関車の火の粉が害虫を駆除をしてくれたようだ」とのことでした。
減農薬を推進している農家のHさんが、軽トラの中に3日前に孵化したばかりという、アイガモの雛を入れてきました。北海道でもアイガモを飼って除草をするアイガモ農法がありますが、空からのカラス、トビ、陸からのキツネ、猫・・・からの防御が大変で、Hさんたちはしていません。しかし興味本位で少し飼っているんです・・・と言うことでした。いま「子どもたちに見せると、こちらに夢中になるので、田植えなどの勉強が終わってからのお楽しみとしましょう」ということです。
早速、子どもたちからの質問は「お母さん鳥はいないの?」。子どもたちは道庁の池で孵化したマガモ親子が連れだって一列で移動するニュースを見ていたようです。
この子達は「孵卵器でかえったので母鳥の顔をしらないんだよ。」子どもたちにとってはダブルの経験となりました。