帰り道

nemuro

知人の郷土史家・桑野勝さんが入院したとの知らせを受け根室へ走りました。面会できたのは5分間に満たない夕暮れの一瞬。弱っている姿を見せたくないと、全ての人に面会を断り続けてきた中で、会ってくれたのは彼の誠意でした。回復を祈り帰り道、ふと根室湾より野付半島を望むと雲の間にぽっかりと目が開いていました。晴天も今日までで、明日からはまた雨模様が続く。

その2週間後、桑野勝さんは旅立っていった。埋もれた郷土史を今に残していく大切さを教えてくれました。

———————————————————————————————–

コメントを残す