シルバスタインの「おおきな木」という絵本をご存知ですか? 村上春樹訳の本が出て話題をよびました。この本の原題は「Giving Tree(与える木)」というものです。シンプルな絵、表現、物語だが、実はとっても奥が深い。聖書みたいと感じたり、読む時期によって、様々な解釈と感想を与えます。この『おおきな木』は大人向けの絵本なのでしょう。
10日ほど前、この絵本を教材にして道徳の授業がありました。1年生、生徒は3人です。今は北海道でも3人の学級は大変珍しくなりました。40年前、私が初任の時は2人の学級でした。そして卒業時は駅の助役さんの転勤により僅か1人になってしまいました。ですから、このクラスの授業には案内を受けたときから大変関心がありました。担任の先生の朗読の素晴らしさに引き込まれ、それぞれ心を洗うように自分の考えを述べています。豊かな感性を持った生徒さん達でした。