「心のスイッチ」 人間の目は不思議な目 見ようという心がなかったら、見ていても見えない 人間の耳は不思議な耳 聞こうという心がなかったら、聞いていても聞こえない と始まる、東井義男氏の詩が大好きです。 未だに、眼で聴いて耳で視る、「眼聴耳視」 の境地には到達できませんが、「ふと心が感じた、素直な一瞬」を撮り続けたいと思います。
「cocoronoswitch」なんて奇妙なアドレスですねとよく問われます。 ————————————————————————— 20年位前になるでしょうか、たまたま立ち寄った古い小学校の体育館、2Fのギャラリーにマットや体育器具と共にしまわれていました。卒業作品として、みんなで、一文字、一文字気持ちを込めて彫ったのでしょう。「心のスイッチ」が気になり調べてみました。 作者は日本のペスタロッチと称されています東井義男氏、綴り方教育に熱心にとり組んだ方です。このレリーフの話をいろいろな方にしていると、実際に作成した当時の卒業生に出会いました。「この文字を私が彫ったのですよ・・・」と、写真を見ながら40年も前のことを思い出してくれました。 ずっと体育館に飾られていたこのレリーフも今は役目を終え、しまわれているようです。私も役目を終え、ちょっと一休。家内にしまわれないように、子どもたちが彫った「心のスイッチ」の、すなおな心をいつまでも持ち続けて行きたいものです。 ————————————————————————– そんな気持ちで20年前から座右の銘にさせてもらっています。