安倍文珠院

長谷寺より桜井駅に戻り、念願の安倍文珠院へと向かいました。バスの便が全然ありません。ガイドでは徒歩で十分と記載されていたので徒歩で向かうと、途中の道幅がたいへん狭くなったり歩道も無かったり、とても恐ろしい。何度となく対向車と接触するようなことがありました。次に聖林寺などへ向かうのにも個人客は徒歩でなくタクシーがベストですね。

この疲れも、快慶による文殊菩薩にお会いした瞬間に吹っ飛びました。この渡海文殊群像に心が引き付けられて行きます。

画像:「なら旅ネット」より

冷やりとした本堂の御本尊の前で私たちや東京、奈良からの方たち4組へ、僧侶による渡海文殊群像の説明や説法が始まりました。
御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」の格言で有名な文殊菩薩で、日本最大(7m)、鎌倉時代・1203年に仏師・快慶によって造立されました。獅子に乗り4人の脇侍を伴う、渡海文殊群像、5像全てが国宝です
最近は、御朱印集めが主になって、御本尊へのお参りもせずに御朱印所に行かれる方も多くなっています。
是非、「ゆっくりと見て行ってください」というお言葉に甘えてしっかり目に焼き付けました。

上の画像は、奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」に掲載されていたものです。

本堂参拝には、お抹茶とお菓子のサービスがついていました。
普段お抹茶をいただく機会が少ない私にとって、「おもてなし」の心うれしいですね。

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