いつものように西塔を囲む回廊にすわります。2年前は満開でしたが、今年は少し遅れて桜吹雪を過ぎていました。この場所は以前若いお坊さんによる、楽しい説法を聞いた場所です。それ以来訪れると思い出しながら桜を眺めています。。
東塔は2020年の6月に完成予定です。私は解体が始まる2011年に訪れているので、やっと再開できそうでとても楽しみです。
金堂は、本尊として国宝・薬師三尊像が安置されています。もとは金色に輝く金銅仏でしたが、兵火によって金が溶けて、写真のように黒光りしています。そして、気品のある両菩薩の躰の自然なポーズにいつも見とれてしまいます。
近鉄やバスで行くと「與楽門(よらくもん)」から入ってしまうのですが、薬師寺の正面玄関は「南門」ということで、南門でお線香の煙を浴びてから、次の唐招提寺まで歩きます。