心 遊

壁が白く、仕事部屋が新しくなった。美術作品でも飾りたいというと、「倉庫の中より好きなのを選んで良い」と言うことなった。作者名も台帳には載っておらず、ただ段ボールで覆われていたこの作品を選びました。落款より作者がわからないかと思い、デジカメを持参して隣の市役所や美術館に出かけました。職員や学芸員さんに訳を話すと調べてくれました。数種類の「史山」と書かれている落款とよく似ており、地元の書家によるとたぶん間違いないということです。少覚史山さんの作品がここにあるとは驚きです。また、書かれている文字はというと、一つは「心」、もう一つはよくわかりませんが、先ほどの書家の方によると「遊」ではないかとのこと。偶然ですが、この部屋に飾られることを望んでいた感じがします。

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