月別アーカイブ: 2011年10月

羊雲

頂上では羊たちが私に気がつかないのか、冬に備えて夢中で草を食んでいる。「おーい」と声をかけるとあわてて、寄ってきた。人間に慣れているのか顔を寄せてくる。頭をなでると気持ちよさそうに眼を細める。体を覆ってムチッとつまった羊毛は真っ白でほかほか暖かい。「いいなー」ふとつぶやいてしまった。

大きい栗の実がなっていました。きっと家を建てられたときに、将来実をつけ子どもたちを喜ばせようと植えられた物でしょう。古い家は取り壊され、更地になっています。小枝を一本持ち帰り部屋に飾りました。とげがあると解りつつ、ついつい触ってしまっています。

ヤナギダケ

キノコのシーズンです。私が安全にキノコ採りができるのが、北海道では「ヤナギタケ」の名で親しまれている【ヌメリスギタケモドキ】です。川沿いの大きくなった柳の木が目印です。高い木の中間に付くヤナギタケはとてもよく目に付くキノコです。味噌汁にいれていただきます。

ナナカマド

今日は晴れたり嵐になったり、天気が激しく変化しました。寒冷前線の通過でしょう。過ぎ去った後の公園には干しぶどうのようなナナカマド。小鳥たちにはとてもおいしそう。

白銀 青い池

白銀温泉を下り「青い池」に立ち寄りました。乳青色の硫黄の温泉水のようで、アルミニウムを含んだ水が青い光を拡散させているそうです。池の中の立ち枯れた倒木に尾岱沼のトドワラを思い浮かべ、大学生時代の一コマが鮮やかに蘇ってきた。

二本足のキツネ

十勝岳へ。
3年前は偶然にも紅葉と初雪が絶妙のタイミングで重なった瞬間を撮影できた。
今年もなんとか写真におさめようと、天気予報とにらめっこし家内と行ってみました。
午前中は十勝岳の頂の西側は晴天で東側が曇り空で、3年前のような青い空と白い雲というわけにはいきません。

車をとめて写真を撮っていると、一匹のキツネが、がけの下よりピョンピヨンと飛び跳ねるような動き方で、車の後ろの方にやって来たのです。
家内は3年前の時も餌をねだりにキツネがやってきていたので、今回のピョンピヨンと飛び跳ねるような動きは、「なにをふざけている」のかなと思ったそうです。

私は思わず、「足が無い、後ろ足が無い!」と叫んでしまいました。前足2本と尻尾でバランスをとって私たちのそばまで来るのです。
慣れすぎての交通事故?、
いや、トラばさみわなにかかり、自ら足を食いちぎって逃げてきたのか? 
生きて行くには、エンジンの音を聴くとこうやって人間の前に表れるしか方法はないのか?

とても切ない時間が過ぎました。
手元にあったチーズ、ビスケット、弁当の残りなど与えました。
「おいで」、「いいよ」など人間の言葉などがわかっているようでした。
毛並みは冬毛になっているけれど、1000m近いこの場所で生きていけるのか? 家族はいるのか? と問いかけながら、最後の一枚を与え、ゆっくりとその場を去りました。

 

とても切ない時間が過ぎました。
手元にあったチーズ、ビスケット、弁当の残りなど与えました。
「おいで」、「いいよ」など人間の言葉などがわかっているようでした。
毛並みは冬毛になっているけれど、1000m近いこの場所で生きていけるのか? 家族はいるのか? と問いかけながら、最後の一枚を与え、ゆっくりとその場を去りました。

途中で猛スピードの若者の車とすれ違いました。

 

 

ななかまど

ナナカマドの実が鮮やかです。こんな年は初雪が早くやってくると言われている。今日は不思議な天気だった。11月初旬の寒さがやってきています。気温が下がり、暗くなってきて雷が鳴ったと思ったら、真っ青な大空が見え、そしてまた雷が鳴る。部屋のストーブも調節が難しい。

桔梗

10月に入りましたので冬に向かっての庭の整理を始めました。先ずはすっかり枯れてしまったキキョウです。来年もこのように咲いてくれるでしょうか。この写真は8月6日のもので、熱かった夏が懐かしい。