となり町のラーメン屋さんに寄りました。
26年前、そのラーメン屋さんの息子はサッカーボーイでいつも授業が終わると真っ黒になりグランドを走り回っていました。
中学生3年生のとき、「君の家のラーメンを食べに行っているんだよ。とてもおいしいよ」と一度声をかけた。練習を終えて、彼は自慢げに「親父は、ここに来る前に別な町でお店を持っていたんです」「店のチャーシューはおいしいしょ!親父が何日もかけて作るんだよ。僕も大好きなんです」と目をくりくりさせて教えてくれた。
当時のお店は体育館近くの古びたお店、寡黙なお父さんと元気いっぱいのお母さんの作るネギがたっぷり、そして厚いチャーシューがのっている醤油ラーメンは癖になり、常連客はだんだん増えていきました。私もその一人、その町を離れても年に数回は訪れてていた。
昔のことを思い出しながらラーメンを食していると「おひさしぶりです!」とその当時の面影がのこっている彼がカウンターをでてきた。お父さんの後をついでいるのか?。なにかしら照れながら、「あの当時の、みんなも食べにくるし、一緒に飲んだりしているんだよ。」と話しかけてくる。名前を挙げていた生徒たちの顔はすぐに浮かんできた。私も歳だな・・・・・。
みんなに「幸せが来ますように」名付けられたこのラーメン店、お薦めします。