3本足のキツネ

朝5時30分、涼しいうちに花壇の草取りをと外に出ていると、ご近所さんの畑にキツネがやってきました。
 冬には餌を求めての足跡が雪の上に残るので、キツネの行動はわかります。夏場今の時期は、軒先にやって来ることはまずありません。なにげなく見ていると、歩き方がおかしいのです。どうも後ろ右足が使えないようです。
 眺めていると私を悲しい顔でじっと見ます。逃げません。とっさに、以前の2本足のキツネを思い出してしまいました。
当地は近年、外来生物アライグマの食害により農家の方々に甚大な被害が及んでいます。収穫物が畑一面食い荒らされているのです。町では罠を設置して駆除しているのですが、そういう罠にかかったのでしょうか? それとも餌をねだって車と接触したのでしょうか?。

「こんちゃん」と名付けて様子を見てみると、2、3日朝や夕に姿を見せていましたが、その後はいなくなりました。河川敷の防風林にでも戻ったのでしょうね。
すべて、私たち人間のせいなのですね。「こんちゃん」の悲しそうな顔が目に焼き付いています。